ADIってなぁに?美と健康を意識する上で大事な考え方

このサイトは厚生労働省や内閣府(国内)、JECFA(海外)など
公的機関からの情報を元に情報発信しています

ADIを簡単に説明

ADIの説明は専門的過ぎて
わかりにくいですよね。
簡単に言いますと。

危険性がある物質を摂取する時。

1日に、ADIに体重をかけた量なら。
死ぬまでに摂取しても大丈夫でしょう!


という数字の事を言っています。

例えば、ポリソルベート ADI :10mg
と言われた場合。

1日に50kgの人がとって良いポリソルベートは
500mgって事になります。


重要な点は。

・死ぬまでの摂取を想定している。
・体重によって摂取量は変わってくる。

 

この数字を1日摂取許容量(ADI)
って言うんですね。

ADIの数字がどうだったら危険なの?


結論から言いますと。

ADIの数字が小さければ小さいほど
毒性の強い物質です。

しかし、
この毒性に対しての
考え方が
問題なしと判断するか
危険と判断するかは
人それぞれでしょう。

その理由も含めて
当サイトは偏った考えを避けるために

2つのパターンを載せておきます。

どちらの考えが自分に合うか
チェックしてみましょう。

肯定的な考え方
◾︎ 国や専門機関が責任を持って調査をしているので大丈夫
◾︎ ADIは安全な量を更に100倍以上薄めた数値なので大丈夫

◾︎ 生涯摂取しても大丈夫な量を細かく気にしても仕方がない
◾︎ 多少の危険物のお陰で生活は便利になっている

 

否定的な考え方
◾︎ ADI判定されているという事は「毒性がある」と言う事
◾︎ 少量と言えども個人差ではどうなるかわからない
◾︎ ADIは複合検査が行われていないので信頼性は高くない
◾︎ 動物実験の結果なので必ず人間で大丈夫と言うわけではない

 

他にも色々な考え方や
議論があるかとは思いますが

どちらの考え方も正しいと考えます。

ただし、当サイトの目的は
健康と美容を高めるためです。

よって害となる物は薄まってても
摂取しないに越した事はない

 

という考えの元、
運用されている事をご理解ください。

ADIではどんな実験がされているのか?

とっても心痛むお話になりますが。
色々な種類の動物が人間のために
犠牲になってくれています。

犠牲になってくれている子のためにも
知っておいて欲しいです。

◼︎ 28日間反復投与毒性試験
実験動物に28日間繰り返し与えて生じる毒性を調べます。
◼︎ 90日間反復投与毒性試験
実験動物に90日間繰り返し与えて生じる毒性を調べます。
◼︎ 1年間反復投与毒性試験
実験動物に1年以上の長期間にわたって与えて生じる毒性を調べます。
◼︎ 繁殖試験
実験動物に二世代にわたって与え、生殖機能や新生児の成育に及ぼす影響を調べます。
◼︎ 催奇形性試験
実験動物の妊娠中の母体に与え、胎児の発生・発育に及ぼす影響を調べます。
◼︎
発がん性試験
実験動物にほぼ一生涯にわたって与え、発がん性の有無を調べます。
◼︎
抗原性試験
実験動物でアレルギーの有無を調べます。
◼︎ 変異原性試験
細胞の遺伝子や染色体への影響を調べます。
◼︎
一般薬理試験
薬理作用の試験では、例えば、中枢神経系や自律神経系に及ぼす影響や、消化酵素の活性を阻害し実験動物の成長を妨げる性質の有無などを調べます。
◼︎
体内動態試験
体内での吸収・分布・代謝・排泄など、体内に入った物質が生体内でどうなるかを調べます。

引用元:東京都福祉保健局