(人体への影響)少し注意が必要△
二酸化ケイ素、シリカとも言い、日本における食品添加物として厚生労働省よりの使用が認められています。食品添加物として利用される非結晶性のシリカは、「無水ケイ酸」とも呼ばれ不溶性で、体内で消化吸収されず排出されるため身体に害はないと言われています。しかし体が未発達な乳幼児・幼児は摂取しないようにと告示されています。
(摂取量)具体的基準なし
ろ過助剤の目的以外の使用不可で、最終食品の完成前に除去することとなっているため含まれていません。
微粒二酸化ケイ素は、製品の2.0%までと使用量が規定されているため、通常の生活習慣の中では多量に摂取することはないでしょう。
(公的調査結果)具体的調査あり
厚生労働省から使用目的や使用量について明確に定められています。
(対策)乳幼児・幼児は気をつけて
体内で消化吸収されず排出されるため、特に対策は必要ないが、詳しい研究がされていないのも否めない。そのため、体が未発達な乳幼児・幼児は摂取しないようにと厚生労働省からも告示されています。
(使用する目的)湿気対策・製造
吸着性を利用してビールや清酒、みりんといった醸造物や食用油、醤油、ソースなどのろ過工程に使われるほか、砂糖、缶詰などの製造工程にも用いられています。(これらは完成時には全て除去するように定められている)微粒二酸化ケイ素は吸湿・乾燥材としても使用される。とくにふりかけなどの粉形食品には湿気って“ダマ”になるのを防ぐ目的で添加されることがあるが、厚生労働省の告示の中で「母乳代替食品及び離乳食に使用してはならない」と使用基準が示されています。
(摂取量が多くなりそうな製品)加工食品
微粒に含んでいる製品もあるが、製品に残留しない様、決められているため、基本的に大量摂取につながる物はないとされている。