(人体への影響)摂取した方が良い◯
油分が酸化するのを防ぐ酸化防止剤です。食品だけではなく、肌内部の酵素によってビタミンE(トコフェロール)へと変化する事で、人の油分にも還元力を発揮しするビタミンEオイルです。基本的に安全な成分で人気のある添加物です。そのため、しもやけ、ヒビ、あかぎれなどの治療薬、外用剤にも配合されていますが、肌に対して弱い刺激があるため過剰に使うとアレルギーなどの副作用が出る報告もあります。
(摂取量)一日当たり150 mg以内
栄養剤などの保健機能食品に限って使用され、一日当たりの摂取目安量が150 mg を超えない場合、安全だと考えられています。
塗り薬などの外用で使用する場合の使用量の目安等は特に明記されておりません。
(公的調査結果)具体的調査あり
平成18年には添加物専門調査会において安全であることが通知されています。
(対策)過剰摂取は避ける
基本的には対策の必要はありませんが、アレルギー症状などが出た場合には、酢酸トコフェロールがアレルゲンになっている可能性があるので、病院受診をお勧めいたします。また過剰に摂取(口径摂取)すると下痢や便秘、胃部不快感などの胃腸に関する様々な症状、頭痛や吐き気、かすみ目、胃痙攣、めまいなどが報告されていますので摂取しすぎには気をつけましょう。肌に対しては赤味、発疹やニキビなど炎症を起こしているデリケートな肌、傷がある肌などへの使用は控えたほうが良いでしょう。
(使用する目的)酸化・劣化防止
食材の酸化防止。毛細血管の働きを良くしてくれる事から「肌荒れを防ぐ」「にきびを防ぐ」「アンチエイジング」「血色を良くしてくすみを改善する」「日焼けによるシミソバカスを防ぐ」などの効果を目的として使用されています。
(摂取量が多くなりそうな製品)薬剤・健康食品
■しもやけ、ヒビ、あかぎれなどの治療薬、外用剤。
■化粧品や赤ちゃんのおしり拭き。
■健康食品