(人体への影響)際立った両悪がない◯
元々自然の食物にも存在し、特にバラ科の果物(リンゴ、なし、桃など)や昆布に多く含まれております。(※リンゴの蜜がそれです)
食品添加物の中で最も幅広い使用用途を持ち、甘みをつける甘味料として、細菌を抑える保存料として、化粧品などでは肌の保湿性を高めたり、医薬品としても使われています。
日本では安全なものとして扱われ、WHOでは一日の許容摂取量は不要とし、極めて毒性の低い物質として認定しています。
原材料はトウモロコシやじゃがいものデンプンを元に作られています。
これ自体は自然のモノなので危険性はないと思われます。
(摂取量)具体的調査あり
JECFAによる安全性評価表によると、ADI(一日許容摂取量)を定める必要のないものとしています。
(公的調査結果)具体的調査あり
指定添加物であり、ADI(一日許容摂取量)を定める必要のないものとされていますが、検討されたのは1982年であり再検討が必要な時期になっているのではないでしょうか。
(対策)気にする必要はない
ソルビトール自体は天然のものから生成される添加物のため、対策をとる必要はありません。ですが体に必要な物でもありません。気になるのは、原材料に使用されているトウモロコシやじゃがいもの多くが中国産であるということ。原材料のさらに原材料に遺伝子組み換えのものが使用されていても表示義務はないため不明なまま摂取する可能性があります。
(使用する目的)保存・甘み・食感
甘味料・吸熱作用があるため、口に含むと冷たく感じるの効果があることから、あめ・ガムなどの清涼剤としても使われます。
改良剤:保湿性が高くタンパク質が安定するので食感の維持や冷凍時の変質を防いでくれます。魚の練り物・すり身などに使われます。
保湿剤・増粘剤:化粧品保湿効果があり水分を一定に保つことができるため、肌の乾燥を防ぎ潤いを保ちます。コンビニのおにぎりもソルビトールによりご飯がいつまでもパサつきません。
医薬品:胃のバリウム検査を行った際に下剤として使用されます。バリウムを飲むと”便秘”を起こしやすいので、ソルビトールのお腹をゆるくする特性を逆に生かした使い方もされています。
(摂取量が多くなりそうな製品)加工食品
■魚介加工品、味噌、醤油、おにぎり、ジュース、ハム、ソーセージ、ジャム、ようかん、あん類、甘納豆、ソース、漬け物、佃煮、煮豆など多くの加工食品。
■化粧品、保湿剤など。