(人体への影響)良いも悪いもあり
■海外認定の機関によるADI判定の有無と数値
■その他の機関による調査有無と数値
詳しい内容は、記事の下に書いてあります。
乳酸ナトリウムとは?
乳酸ナトリウムとは、ナトリウムで乳酸が中和され酸性刺激がなくなることで、保湿をはじめとする水分の調整を促す効果があり、様々な用途として使われる製品です。便利であるため多くに使われているが、特に健常者以外の摂取には気をつけなければいけない点も多い。
「乳」と付いているが、乳アレルギーのアレルゲンとはなりません。
表示は「乳酸ナトリウム(Na)」と記載されている事もあるが、主に「酸味料」、「乳化剤」、「水素イオン濃度調整剤」又は「pH調整剤」などと一括表示されている事が多い。
■広い抗菌作用と保湿効果があり、食品の日持ちや風味の向上、離水防止に使われます
■化粧品などの保湿成分として使われます。
■果汁、炭酸、滋養、スポーツ、乳酸菌飲料、紅茶
■ソース、ケチャップ、マヨネーズ、ドレッシング、味噌、醤油、スープ、タレ、マスタード、練りわさび
■減塩製品
■生麺や珍味類
■保湿の目的でシャンプーや化粧品
■医薬品
乳酸の判定根拠
乳酸はADIが設定されていません。
■国内のADI判定の有無と数値(1960年)
食品安全委員会において「乳幼(生後3ヶ月以内)児向け食品に添加物「乳酸カリウム」並びに乳酸及び乳酸塩類を主成分とする添加物を使用する場合、代謝性アシドーシスをもたらす懸念があるため、適切な措置が講じられるべきである。」との食品健康影響評価している。
(内閣府・厚生労働省 調査)
■海外のADI判定の有無と数値(1974年調査)
安全性を確認しておりADIが設定されていません。
安全性は乳酸とそのカリウム,カルシウム,マグネシウム塩,及びエチルエステルと同等のものとしている。
(FAO/WHO JECFA調査)
まとめ:具体的にどれくらいの摂取量が良いの??
また、以下の障害がある人は摂取を避けた方が良い
腎障害のある患者[症状が悪化するおそれがある]
肝障害のある患者[代謝異常が悪化するおそれがある]
うっ血性心不全のある患者、重症高血圧症の患者[心臓に負担]
ショック時の患者[高乳酸血症を悪化させる]
低カリウム血症の患者[症状が悪化するおそれがある]
晩期妊娠中毒症の患者[浮腫等の症状が悪化するおそれがある]