(人体への影響)少し注意が必要△
人工甘味料の一種で、酢酸を原料としてつくられています。他の合成甘味料のお助け役として使用されることが多く、サッカリンやアスパルテームなどとよく一緒に使われています。スクロース(ショ糖)の200倍の甘みを有します。
FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)の評価では変異原性・ガン原性は認められず、毒性試験・各種動物実験でも基準値内での安全性が確認されています。
しかし製造過程で発がん性物質である塩化メチレン(ジクロロメタン)が溶媒として使われる場合があるため、一部では塩化メチレンの残留を不安視する声もあります。
(摂取量)1日当たり0~15mg/kg体重
1日の摂取許容量は0~15mg/kg体重。(成人女性の平均体重52kgでは0~780mg、成人男性の平均体重67kgでは0~1005mgまで許容されている)
厚生労働省医薬食品局食品安全部では、製品につき添加が許容されている量が明確に定められているため、1日の摂取許容量を逸脱して摂取する可能性は極めて低いといえるでしょう。
(例1)チューインガム10g(4枚程度)につき、0.05g以下、約32枚〜40枚を食べる計算。
(例2)アイスクリーム110mℓ(1カップ)につき、0.11g以下、約7個〜10個を食べる計算
(公的調査結果)具体的調査あり
多数の動物実験が行われているほか、摂取許容量や製品への使用量が明確に告示されています。
(対策)避けるに越した事がない
過度の甘みを再現するために扱う物であり、そもそも体に必要な成分ではない。摂取を故意に避ける必要まではないが、摂取しないに越したことはない。
(使用する目的)甘み
甘み、風味を強くする効果を目的として使用されます。
(摂取量が多くなりそうな製品)菓子類
■お菓子、スポーツ飲料、ダイエット商品など