(人体への影響)少し注意が必要△
運動する事で効率よく処理され体を作るタンパク成分でもある。しかし運動していない人が摂取するのはよくないとされています。
牛乳のタンパク質の8割を占めるカゼインは、粘り気も強く固まりやすい性質を持つため、腸から栄養が吸収されにくく腐敗しやすといわれています。
そして粒子が非常に小さいので、腸壁を素通りして血管内に入り血液を汚していくためカゼインは体から異物とみなされアレルギー反応を起こすことがあります。また排出されず体内に蓄積される場合は、女性だと乳房に蓄積されやすく乳がんの原因に、男性の場合は前立腺がんの原因と言われ、他にも大腸がん、白血病の発症リスクを高めるとも言われています。
(摂取量)具体的基準なし
具体的な摂取量は設定されていません。カルシウム摂取のために乳製品を食べる程度では大きな悪影響はないでしょう。しかしながら消費以上の過剰な摂取は体内にガゼインを蓄積させ、アレルギーや癌のリスクを高めてしまうかもしれません。
(公的調査結果)具体的調査あり
乳製品と癌や生活習慣病の関連性についての記事がありましたが、研究の多くは欧米のものだそうです。
欧米人と日本人では食習慣や体質の違う部分がありますので、日本人を対象にした研究や調査が行われてほしいものです。
(対策)適度な運動と過剰摂取に気をつける
運動をした場合には効率的に体から処理されますが、筋肉増強のため以外にプロテインなどを摂取する場合体に蓄積しやすいので気をつけましょう。カルシウムを効果的に摂取したい場合はガゼイン(乳たんぱく)が取り除かれたものか、小魚など別の食品も合わせて摂取するようにしましょう。
(使用する目的)増粘・たんぱく質補助
•食品にとろみをつける増粘剤
•食品の栄養強化剤(タンパク質補助)
•加工品の保水効果を高める安定剤・結着剤
※プロテインにも配合されることがありますが、その場合はたんぱく質そのものの性質を摂取するためなので食品添加物ではなく、食品素材として考えます。
(摂取量が多くなりそうな製品)プロテイン
乳製品には、明記されていなくてもふくまれています。
■インルタントドリンク(カフェオレやミルクティなど)、プロテインなど