(人体への影響)要注意
■海外認定の機関によるADI判定の有無と数値
■その他の機関による調査有無と数値
詳しい内容は、記事の下に書いてあります。
アジピン酸とは?
アジピン酸とは、酸味の付与による味覚の向上。食品のpH調整や抗菌。生地を膨脹させ食感を向上させる等に使用される添加物です。表示が「酸味料」のみで良いため判別が付きにくい物質です。
■おにぎり、パンなどのファーストフード
■ワイン、豆腐などの熟成加工品
アジピン酸が懸念される判定の根拠
アジピン酸は酸味、PH調整、膨張剤として使われる場合のみ一日摂取許容量(ADI)が設定されています。香料として使われる場合は安全とし、ADIの設定はありません。また、抗菌性による生育阻害が確認されています。
■国内のADI判定の有無と数値
特別国内専用の調査はない。FAO/WHO JECFAの基準に準じる。
(内閣府・厚生労働省 調査)
■海外のADI判定の有無と数値(1977年調査)
アジピン酸はJECFAによりADIが0〜5(mg/kg 体重/日)と設定されている。
■香料として使う場合のADI判定(1999年調査)
香料として使用の場合、使われるのはごく少量のため、摂取量という面では安全性の懸念はないとしており、ADIの設定はない。
(FAO/WHO JECFA 調査)
■アジピン酸のPH調整の抗菌性による生育阻害について(1987年調査)
細菌に対してのアジピン酸影響調査によって、かなり強い抗菌力を発揮し、導期の延長、対数期における世代時間の延長、定常期における最高菌数低下など生育相のいずれにも影響を及ぼすことが明らかとなった。この抗菌性が人間の細胞へどれほどの影響を与えるかは言及できません。
(日本食品工業学会誌 調査)
まとめ:具体的にどれくらいの摂取量なの??
20kgの子供 =1日に0.1g以下
50kgの女性 =1日に0.3g以下
65kgの男性 =1日に0.4g以下
そのため具体的な摂取量を求める事は難しいです。
ただし、入れ過ぎると「不味くなる」という事は分かっているので、そもそも入れ過ぎると商品として成り立たない成分と考えると少しは安心できるでしょう。