Lー酒石酸 L(+)-Tartaric Acid L- 주석산 L-Weinsäure

(人体への影響)良いも悪いもあり

判定の根拠
■国認定の機関によるADI判定の有無と数値
■海外認定の機関によるADI判定の有無と数値
■その他の機関による調査有無と数値
詳しい内容は、記事の下に書いてあります。
L-酒石酸とは?

L-酒石酸は、自然界にある果実、特に葡萄、ワインに含まれる酸味のある物質です。ポン酢の代替えとして使われる事がある。刺激性が強いため敏感肌の人は肌接触には気をつけた方が良い。

表示は「L-酒石酸」「酒石酸」と記載されている事もあるが、主に「拡張剤」「酸味料」、「水素イオン濃度調整剤」又は「pH調整剤」などと一括表示されている事が多い

使用する目的:酸味、製品加工の向上
■やや渋みと収斂味のある酸味を添加します

 

対策:基本的には気にする必要がない
ADIの設定されておらず、国内国外問わず安全性は確保されています。

 

接触が多くなりそうな製品
■ベーキングパウダー
■清涼飲料水やゼリー

 

L-酒石酸の判定根拠

L-酒石酸はADIの設定はありません。

■国内のADI判定の有無と数値
特別国内専用の調査はない。FAO/WHO JECFAの基準に準じる。
(内閣府・厚生労働省 調査)

■海外のADI判定の有無と数値(1977年調査)
酒石酸に準じて安全性を確認しておりADIが設定されていません。
L(+)-酒石酸として。L(+)-酒石酸並びにそのナトリウム,カリウム及びカリウムナトリウム塩と扱いは同等とする。
(FAO/WHO JECFA調査)

■幼小児期の食品添加物のアレルギー疾患に対する安全性評価
~アトピー性皮膚炎について~
(2003年調査)
L-酒石酸は接触性皮膚反応を増強し、また慢性皮膚炎の発症ならびに症状の進展を増強したことから、アトピー性皮膚炎の病態を修飾する可能性が示唆された。
名古屋市立大学大学院薬学研究科 調査)

まとめ:具体的にどれくらいの摂取量が良いの??

L-酒石酸の摂取量
ADIが設定されておらず、安全としています。そもそもあまり使われる事がない物質なので、生活での積極的な摂取や回避は気にする必要はない。

類似成分

  1. 乳酸 Lactic Acid 유산 Milchsäure

  2. ベンザルコニウムクロリド Benzalkonium chloride 벤잘 코늄 클로라이드 Benzalkoniumchlorid

  3. コハク酸 Succinic Acid 호박산 Bernsteinsäure

  4. 酢酸トコフェロール tocopherol-acetate 초산 토코페롤 Tocopherolacetat

  5. クエン酸三ナトリウム Trisodium citrate 구연산 세 나트륨 Trinatriumcitrat 

  6. セルロース cellulose 셀룰로오스 Cellulose

  7. 醸造酢 Brewed vinegar 양조 식초 Gebrauter Essig

  8. 二酸化炭素(炭酸ガス) Carbon Dioxide 이산화탄소 Kohlendioxid

  9. クエン酸 citric acid 구연산 Zitronensäure

  10. 酸味料 acidulant 산미료 Säuerungsmittel

  11. キサンタンガム(キサンタン)xanthangum 산탄 검 Xanthangummi

  12. 乳酸ナトリウム(Na) Sodium Lactate 젖산 나트륨 Natriumlactat

  13. ガゼイン・ガゼインナトリウム・ガゼインNa Casein 가제 Kasein

  14. デキストリン dextrin 덱스트린 Dextrin

  15. アセスルファムK(アセスルファムカリウム)astel-cam-potassium 아세 술팜 칼륨 Acesulfam-Kalium